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【初めて飲食店を開く方必見!】成功の70%を占める店舗マーケティングとは?

飲食店を成功に導く店舗マーケティング

最近街を歩いていると雰囲気のいいお店が増えてきたように感じます。

特にカフェは個人のオーナーさんがやっているお洒落カフェをよく見かけます。

実際に新しく飲食店の開業を考えていて「お洒落な雰囲気の内装のカフェで、素敵な制服を着てインスタ映えする商品を提供しよう!」なんて思っている方もいるのではないでしょうか?

憧れの街に自分好みのカフェを開店するなんてとても夢のある話ですし、私自身そんなお店が増えるのはとても嬉しいですが、もし想いが先行して店舗のマーケティングを行っていないのでしたら一度立ち止まってみることをお勧めします。

お洒落な雰囲気の内装などは商品力の一部ですのでとても重要ですが、店舗のマーケティング、つまり『契約しようとしている物件の立地や人の流れ』や『今の世の中に受け入れられるものを提供すること』といった内装デザイン・設計以前に満たすべき項目に取り組まないと、せっかくカフェをオープンしたのに「お客さんが来ない!!」なんてことになってしまうかもしれません。

店舗のマーケティングなんて難しい事言われても・・・と思うかもしれませんが、大丈夫です。

これからご紹介するいくつかの項目に分けて調べて実行するだけでも大枠をとらえることができます。

飲食店(カフェ)の商圏

飲食店の店舗マーケティング商圏

商圏とは「お店のターゲットとなるお客様が生活している範囲」です。

「生活している人々」なので、商圏内に住んでいるだけでなく、学校や仕事でその範囲に日常的に来る人々も含みます。

調査する項目としては、
・住んでいる人口
・世帯数
・世帯人数
・昼夜人口(通勤・通学等で時間により人口が変わるため)
・年代別の人口
・人口の増減
・所得
・家計品目別支出
・男女の比率
・競合店の数
になります。

調査には政府の統計情報がまとまった「e-Stat」を利用するといいでしょう。

e-Statを開く »

商圏は必ず現地調査を!

飲食店の店舗マーケティング商圏

商圏は最初円で囲いますが、最終的には円ではなくなります。

なぜなら、線路や川などがありその先に住んでいる人の集客が見込めないようであれば、そこは商圏ではなくなる可能性があるからです。

だたし、その様な部分は実際に現地で人の流れなどを見なければ分からないですし、時間帯や時期によって変動することもあるので、何度も現地に足を運んで確認しましょう。

目の前が道路の場合は通行量の調査も忘れずに行ってください。

また、仮に商圏内にターゲットとなるお客様が多く住んでいても、仕事や学校などで商圏外に出ていってしまいカフェの営業時間に人がいないのでは意味がありませんので、その点も現地でしっかりと調査しましょう。

これらも調べることで初めてオープンしようとしているカフェにどれだけ集客できるのかを高い角度で想定することができ、お店の成功率をグっと上げることができます。

カフェの商圏ですが、市街地でカフェを出店するのであれば500mで設定するのがいいでしょう。

競合調査

飲食店の競合調査

競合調査をする時は「業態」が似ているものだけではなく「利用動機」が似ているものをピックアップしましょう。

カフェの場合、利用動機は
・家族や友達とお茶をしたい
・買い物や仕事などの合間に一休みしたい
・のんびりと時間を過ごしたい
・待ち合わせ
などがありますが、このような利用動機の場合はファーストフード店やファミレスも選択肢になります。

また近年だとコンビニで入れたてコーヒーを提供しているので、入れたてのコーヒーが飲みたいが利用動機だと競合になります。

これらの競合を「業態は赤」、「利用動機は青」など色を分けて地図上にシールを貼ることで人口の数だけでは分からない、より現実的な集客予測が立てられます。

仮に商圏にターゲットとなるお客様が十分いても多くの競合店舗が出店していたり、強力な繁盛店が出店していると集客が難しくなってきます。

もちろん、競合が多くいるということはそれだけその地域への集客効果がある可能性が高いので、商品力が十分にあり、プロモーション力が高い場合は出店を検討してみるものいいのではないでしょうか。

商圏の繁盛店回りは必須!

飲食店マーケティングで繁盛店回り

商圏の繁盛店回りをすることで商圏特性がみえてくると、内装デザインや提供する商品が見えてきます。

実際に繁盛しているお店のオーナーさんほど繁盛店をよく知っています

カフェを出店しようと思っている場合、繁盛しているカフェを回るのはもちろんですが、それ以外の業態の繁盛店も回ってみることをお勧めします。

そうすることで「商圏でうけるコンセプト」や「商圏のお客様が求めているサービスや商品」が見えてきます。

これらをもとに店舗の内装デザインや提供する商品を設計していくといいでしょう。

また、商圏内に同じようなコンセプトなのに繁盛していない店があったら、そこにも行ってみましょう。

「商品やサービスがよくないのか?」「立地がよくないのか」などを分析し、失敗する要因を消していくことで、成功する可能性を高めていくことができます。

アンケート

飲食店マーケティングのアンケート

店舗の候補物件の目星がついたら、近くでアンケート調査もやってみましょう。

質問項目は
・年齢
・性別
・職業
・家族構成
・大まかな住所
などの基本的な情報に加え

・店舗付近に来る頻度
・店舗付近に来る理由
・どうやって来たのか
・カフェに行く頻度
・行く(行かない)理由
・カフェではどんな商品を求めているか
・カフェで定期的に来店できる価格帯
といった集客にかかわる項目もしっかり入れましょう。

アンケートは選択式と記述式(自由回答式)がありますが、選択式の方が回答率は上がります。

質問:カフェに行く理由(複数回答OK)
選択肢:□コーヒーなどの飲み物 □食事 □仕事や勉強 □家族や友達と過ごす □読書 □その他( )

しかし、

質問:どの様なことを期待してカフェに行きますか?

の様に記述式にすることで、回答の中に思わぬヒントが隠されていることもあるので、バランスよく作りましょう。

情報の更新

一度マーケティングをして集客がうまくいっていても、近くに競合が進出してきたり、大型マンションやショッピングモールができるなどして人の流れが大きく変わってしまう可能性があります。

常に近隣の情報を収集し先手を打っておくようにするとともに、一定期間ごとにマーケティングを行いましょう。

まとめ

マーケティングの結果、カフェをオープンしようと思っている物件の商圏に店舗のコンセプトに合うお客様がいない場合は、
(1)商圏にカフェのコンセプトを合わせる(※カフェ自体が合わない可能性もある)
(2)カフェのコンセプトに合わせて商圏を選択する
必要があります。

ご紹介した内容はごく基本的なものなので、より深くマーケティングを行うことで、お店を繁盛させられる可能性を高めることができます。

フレッシュタウンでは独自にマーケティング調査を行い、その結果も含めた店舗の内装デザインをご提案しています。
マーケティングを行うことで内装デザインだけでなく、どの様なメニューが好まれるかなどのご提案も一緒にできますので、まずはお気軽にご相談ください。

ご相談はこちらまで »

最後までお読みいただきありがとうございました。